1980年、韓国で起きた光州事件の際にドイツ人ジャーナリストのユルゲン・ヒンツピーターさんを光州まで連れていったタクシー運転手、キム・サボクさんをモデルにして作られたとのこと。
学生や一般市民の活動家にも容赦なく発砲、戒厳軍は市民側が暴徒化したかのようにニュースを発表しながら、暴虐をくりかえす。
目を背けたくなる光景で悲しかった。力でねじ伏せられるという苦しい思い。戦ってきた歴史、まだそういう最中にいるひとたちもいる。
実話なのだと思うといたたまれない気持ち。と同時に、しっかり見ておかねばと思える。
ソン・ガンホだからこそ演じられる役どころも魅力。
ふとしたきっかけで、熱意や誠意に絆され、ひとが奮い立つ姿。これも泣けた。