前作に続き手塚監督作。話も続編になり、今度はモスラを交える。
前作がエヴァっぽいって話があったけど、今度は押井守っぽいってのが僕の第一印象。
整備兵の話なんかいかにもパトレイバーだし、自衛隊の描写もパト2と被るよなぁ。
メカの運用にどれだけの人間が関わっているかを描写することによるリアリズム。こういうのが物語の高揚感を本当に感じさせる。
手塚氏は案外オタク色が強い人なのかもしれないね。
モスラが夕日を浴びて飛んでくるシーン、東急タワー崩壊シーン、成虫モスラが炎上するシーン、この辺はグンを抜いて素晴らしい。
個人的には釈由美子をそのまま機龍のパイロットとして続投させて欲しかったな。その方が続編として明確になったのに。
そして惜しむらくは、この機龍サーガが2作て終わってしまうこと。やっぱりvsシリーズが7部作による一大サーガになったことは偉大だったし、そうなって欲しかったな。
小泉博を初代モスラに続き同役で演じたのも素晴らしいね。
