TV版のITがとても好きで、映画化すると聞いて公開が待ち遠しかった。海外に旅立った彼女が綺麗になって帰って来るような感じでしょうか？
まさに、綺麗な映像になって、現代風にアレンジされて帰って来ました。しかも昔の面影は残したまま。
冒頭からストーリーに飲み込まれました。主人公達と自転車で走り回り、不良から逃げ、ベバリーに恋をして、憎っくきITを倒すと誓いました。
スクリーンの前の私は、その時、少年に戻っていました。
そして、その体験はきっとこの映画を見た全員が体験出来るはずです。なぜなら、この映画の主人公達は負け犬であり、負けた事の無い人間なんていないから。
主人公達に自分の過去の面影を重ねてしまうのです。
あの頃、私は彼らと幼少期を過ごし、何気ない事で笑いあい、助けあい、恋をした。ITを見た時、私はそう思い、懐かしさに涙してしまうのです。
