【スタンドバイミー+ホラー要素＝】
大人の無関心さ、子供の勇気。
まだ薄汚れていない彼らが「おかしい」と直感的に感じることはおそらく、親の言うどんなことよりも清く正しいと思える。みんなが怖がって知らんぷりをしているなか、ペニーワイズ扮する、IT(恐れているもの)に子供達が立ち向かう。
そこで、他の子供達が恐れているものが悪として表現されるなか、主人公だけが「愛」として表されている、弟の存在なのは、弟の死を受け入れるのが主人公にとって一番恐ろしいことなのではないかと感じた。
よくよく考えたら、イットの一番のホラー要素なのはペニーワイズなのではなく大人たちの無関心さにあるのではないだろうか。
設定は大げさなのに私生活でも置き換えられるところがさすがスティーブンキング。
教育向けホラー映画w
子供たちの青春な感じのシーンとホラーのシーンの緩急が激しい。
そして、え、これ本当にホラー映画？と思うくらい木漏れ日溢れるほっこりとするシーンも。もはやこれだけでも映画に十分できる。
あと、子供が可愛過ぎて、これから先が楽しみ。
