赤いスパイラルノート

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。の赤いスパイラルノートのレビュー・感想・評価

3.0
90年代に作られたもののリブート版。ストーリー的には面白みが少ないが、恐怖というかビックリ度は高い。

原作者は著名なスティーヴン・キングで、『シャイニング』、『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』、『ミスト』などの原作を書いている。

なんか米ドラマの『ストレンジャーシングス』に似てるなと感じる内容だった。ルーザーズの主人公達が、異様な化け物と闘う、そしてやっぱり遊ぶのは採掘場。ストレンジャーシングスといい、このITといい、なぜ彼らは採掘場で遊ぶのか。そこが唯一不良から逃れて遊べる場所ということなのだろうか。フィン・ヴォルフハルトが出ていて、ますます共通点が増えた。

90年版も観たくなる。
それにしても、白塗りで表情がわからないピエロはやはり怖い。人間がいかに表情から判断しているかわかる。
道化恐怖症(ピエロ恐怖症、クラウン恐怖症、コルロフォビア)というのもあるらしい。道化師の歴史は古代エジプトまで遡れるらしく、笑われ者の対象、宮廷の政治批評家などの役割があったこともあり、ピエロの歴史は中々興味深そうである。