FREDDY

PとJKのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

PとJK(2017年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

原作漫画は読んでいないので比較はできませんが、強く感じたのは、"漫画よりも漫画"。と言うのも、警察官と女子高生の年の差婚から始まる本作。非日常的な恋愛を描くにあたって、結婚までの過程は丁寧に説明するべきだとは思いますし、主演2人の心境をわかりやすく映さないと展開についていけないどころか、ただの妄想話としか思えませんね。

それだけではなく、土屋太鳳が演じたカコと高杉真宙が演じた大神平助の2人の友情を、メインのラブストーリーよりも印象強く、無駄な長回しで映し出したことによりテンポが悪く、それでいてストーリーは何の説明もなく急展開。原作を知らない人にはあまりにも不親切で理解に苦しむかと。

あと、触れるべきは、高校生に見えない功太(亀梨和也)の回想シーン、違和感だらけの不良との喧嘩と、昭和のような拉致監禁、展開が丸わかりのナイフで刺されるフラグ、パトカーを俯瞰からとらえるカメラのブレで画面酔い。そして一番酷いのは、作品の大事な締めくくりをあんな演出にしたせいで全てが台無しになったこと。さすがにあれはないですね。

良かった点をあげるなら、高杉真宙の泣きの演技くらいかと。
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