X-MEN シリーズやスピンオフのウルヴァリンを殆ど観てない…
もしくはあまり好きではない…
そんな事は一切気にしないで今すぐ『ローガン』を観に行くべきだ。後に映画館で観なかった事を君は後悔するだろう。
『ローガン』はアメコミ映画の頂点に立つ作品として定着するかもしれない。
いや、アメコミ映画どころか私的にはオールタイムベストテンに入るくらいボクはすっかり魅了された。泣いた。
『ローガン』はイーストウッド『許されざる者』『グラン・トリノ』と劇中にも出てくる『シェーン』とある共通点がある。
『ローガン』は贖罪の映画だ。
かつて正義の名の下にその手を汚した報いを受けるかのように
初めから終わりまでウルヴァリンは満身創痍だ。
血を流し、心をすり減らした旅路の果ての結末は。
マンゴールド監督は以前に『ウォーク・ザ・ライン』でジョニー・キャッシュの映画を撮ったが、『ローガン』のエンディングにもジョニー・キャッシュの曲が流れる。
トレイラーにもジョニー・キャッシュが晩年にナインインネイルズのカバー「ハート」が使われた。
〜今日、俺は自分を傷つけた
まだ感覚があるか確かめたくて〜
この曲は94年に発表された曲だがこの映画のウルヴァリンにぴったりだなと思った。
