あかり

LOGAN ローガンのあかりのレビュー・感想・評価

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)
4.4
X-MENのウルヴァリンではなく、ローガンという一人の人間の完結編。

どれだけ目が腐ったらあどけない子供達のことを『特許品』『殺人マシーン』なんて呼べるの?どうしてそこまでして武器を欲しがるのか、何と戦いたいのか、支配してどうしたいのか全然わからん。

老いによって治癒能力がなくなってきてチンピラ5人相手するのがやっとだったローガンが、ニューミュータントたち守るために敵うわけない相手に立ち向かっていく姿はもう、涙で見えなかった。

チャールズとローガンの今までを知っている分苦しかった、散々人間から迫害されても彼らは何回も人間を救って、なのに結局人間の作る兵器に傷つけられた。

最後、十字架をXに置き直したローラにはただただ涙が止まらず、ありがとうの気持ちしかない。ほとんど不死身で普通の人より何倍もの時間を生きてきたローガン。『俺の愛したものはひどい目に遭う』っていうセリフで今までのシリーズ全部思い出した。いつの時代も孤高の戦士で誰よりも強かった。ローガンお疲れ様、ヒュー・ジャックマンお疲れ様、記憶に残る素晴らしい映画をありがとう。
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