このレビューはネタバレを含みます
転落した父親が自分のことばかり考え、自分の子どもにまで冷徹な言葉を放つ様子に背筋が凍った。
しかも態度は落ち着いていて、さも自分の言葉は真っ当と言わんばかりの演技が秀逸。
恐ろしい。
人種差別をはじめとした人間のエゴばかり映し出し、最後子ども2人に救われる構成はちょっと単純な印象を受けた。
親や周囲の大人があそこまで壊れている中で、子どもだけが真っ直ぐでいられるの?
あんなに壊れた街で、みんながみんな自分の正しさを信じ切っている様子が恐ろしい。
変わり者扱いされてた叔父さんがいちばん真っ当だという皮肉が効いてたのか良かった。
叔母さんとの情事のシーン、お父さんピンポンラケット持ってた?