実話を元にした作品。
良心的兵役拒否者というものを初めて知った。日本の感覚的に全員が有無を言わせず戦争参加っていうイメージだったから新鮮だった。日本でドスと同じようなことをしてたら親子共々罰則だったろうね。
最近、太平洋戦争を題材にした日・米の映画を見てるけど、これはかなり良かった。銃を持たない、人を殺さないという信念があって、その上で戦争に行かないという選択肢があったら99.9%の人が戦争に行かないっていう判断をしたと思う。それなのに人を助けたいという思い、他の人は戦争で命を落としているのだから家にはいられないという思いから戦争に行くのは本当にただならぬ人。
戦闘シーンも同じような戦争映画と比較しても迫力があったし、緊迫感があった。臆病者呼ばわりされていた人が、大きな活躍をするっていう、単純に映画として見ても面白い。
最後の日本の上官の自決シーンはハクソーを落としたことを決定づけるために入れたんだと思うけど、そのシーン要るかなとは思った。あんまりストーリーに関係無いし、ドスは日本兵も助けてたから、自決シーン無しで｢ハクソーが落ちた｣だけで良かったんじゃないかなぁ。日本人だからそう思うのかもしれないけど、やっぱ日本兵・沖縄といったら自決っていうのがメジャーなイメージなのかな。
ちなみにドス役はスパイダーマン。
