サンタフェ

ハクソー・リッジのサンタフェのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.4
戦争映画を観ようの旅⑥

とてもよかった〜!不殺の衛生兵が主人公という、とても2010年代を感じるテーマ。ただし主人公が不殺=安直に反戦というわけではなく、また武器を取る他者を否定するわけではないので、素直にそういった信念を持つ一人の英雄の物語という視点で観ることができました。丁寧に日本兵も救出する情報も入れてきたり、かなりバランス感覚のよい作品に映りました。

対日本ということで複雑な気持ちはありつつ、日本周りの描写も特に違和感を持つことはなかったので安心しました。ただ神風的な精神はやはりこうやって描写されると特殊性と敵として厄介だったんだろうな…ということは痛感しました。神風・切腹・集団自決は全て事実であり、直視すると胸が痛くなります…。

戦闘描写も素晴らしく戦争を描く新しい視点の作品としてとても意義深い作品でした。

それにしてもガーフィールドは沈黙といいキリスト教信条作品役者になってるんですね。どちらも対日本作品なので彼自身が日本にどういった感情なのか気になる…笑。
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