ちょっとムムッと見過ごせない描写はいくつかありましたが、真っ直ぐにドスンと響く、さすがは巨匠メル・ギブソン、観終わって溜息。
訓練地においても、周囲の屈強な男たちに比べると、なよなよしてひ弱でどう見ても足手まといになりそうな主人公デズモンド・ドスの強さにはただただ感動し、そして歴史で学び、実際に現地を訪れてはいたものの、実際に目の当たりにして前田高地の戦闘がここまで苛烈であったとはと絶えず強張る身体。
緊張と肩こり、そして感動。
耳から離れない銃声。
まる一日たってようやく一息つく。
ヴィンス・ボーン、見直したぜ。