もじゃを

ハクソー・リッジのもじゃをのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
3.5
戦争映画?
いえいえ、それだけじゃあありません。
ゴリゴリのゴア映画でもあります。
憎っくきジャップをやっつけろ!忍耐!美徳!イエッサー!レッツゴーワーク!脳髄ボーン!はらわたボーン!そして最後にゃUSA!USA!てな映画です。メル・ギブソン監督ですから。
なので戦争映画につきまといがちな暗くて重すぎる雰囲気は存外になく。
宗教の裏付けで行動するアンドリュー・ガーフィールド演じるデズモンド・ドスはアメコミヒーローか?って勢いの無敵さを誇り、戦場で縦横無尽の活躍を見せるワケです。一歩引いてみてみると、相当にノリで動いているように映りました。「いやいや、ありえねーだろw」的な感じに。この意味不明さが序盤の同僚からの疎みと同じなのでしょう。だけど分からないです。無神教なので。で、多分それが分からない方が2倍くらいは楽しめます。脇役に感情移入できます。
ここで主人公が敵を殺してれば、本当に前田高地の戦いを舞台にしたヒーローものにしかなり得ない。
この映画で主題だったろうところは意外と序盤でクリアーしちゃいます。でもそこに至るまでにも苦難(というか受難?)の連続なのです。諦めないって素敵やんなーと、ひたすらに勇気を貰える映画でありました。
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