ドラマ、キャラクター共に魅力的で、映画としては相当に面白かったし、戦闘シーンの迫力は凄かった。なので鑑賞後の感想としては面白かったなのだが、いくつか気になってしまった点も。宗教上の理由で不殺を貫く主人公であるが、仲間を担架で引きずりながら半ば砲台のように撃たせまくるのは、それほぼ殺しに加担してますよね。自ら直接でなければ不殺ってことになるのはちょっと腑に落ちなかったかな。あと日本兵達。雑談がやたらに気が抜けていたのと、体格的にも屈強だったこともあり、ちょっと切実切迫に欠けていた。もっと追い詰められていたと思うし、もっと絶望的な中での戦いを強いられていたと思ってしまった。
