ルーモスマキシマ

ハクソー・リッジのルーモスマキシマのネタバレレビュー・内容・結末

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

気づいたら上映館ほとんどなくてなんとか観にいけた。
できればこれは映画館で観ておきたい作品!画面の情報量的に映画館のほうがより入り込めると思うので。

実話ベースの話でした。米ヴァージニア出身の信心深い青年が主人公で、舞台は第二次世界大戦中の沖縄。
ということで戦争の相手は日本だったわけだけど、アメリカ側の視点で観てると「日本こわい!」「アメリカ兵がんばれ!」って思うし、日本兵がやってくるところをみると「敵がきたー!」って思うので戦争は恐ろしい。
それぞれの背景を知れば、生身の人間なんだって思うのにね。自分たちにできるのは、この先こういうことがないようにすることのみです。

あとは旧日本軍の規律がひどいものだったっていうのがなんとなく頭にあるから、その分アメリカ軍の寛容さに驚いてしまうというか…。
デズモンドが軍曹のこと笑ったとことか、旧日本軍だったら大変なことでは…!?とひやひやしてしまったけど、怒鳴られるだけだったし…。
除隊騒ぎのときも上官がデズモンドの命のほうを心配してたのが伝わってきたし。よく描いてる部分もあるかもしれないけど。

もちろん自分の持ってる情報自体がメディアなどを通して得たもので、誇張されていたりマイルドにされていたりするかもしれないけど、アメリカ軍ものの映画をみるとやっぱりそこのとこ感銘をうけるな。
あと気になったのは、黒人の兵士ってそういえば描かれてるの見ないけど、実際にいなかったのかなあと…調べてみよう。当時はあったとしても別部隊だろうけど…。

それから、デズモンドが日本兵を助けるシーンがあったのもよかった。そこは分け隔てないのね、と。それにしてもモルヒネ、と英語で言われたところで毒かも!って思ってあんなにじっとしていないのでは…?感。気持ちが伝わったのかな。

それにしてもドロシーがかわいい!髪型も服もかわいい!独房のデズモンドに会いに来た時の髪飾り!なんてかわいいのよ!!😍
素敵なひとに出会えてよかったなあと思いました。

いろいろ書きましたがとにかくいい映画でした。信念をあれほど曲げないという生き方はなかなかできるものじゃないよね…しかもあの極限状態で。かっこいい男の話でした。ひと段落した時の、心から信頼しあった目がよかった。
パンフレット買った。これから読みます。