インダスの大地

ハクソー・リッジのインダスの大地のレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
3.8
(記録用)武器を持たず死地を駆け抜けた男の話。

第二次世界大戦下、自分の信仰(信念)によって武器を持たず、衛生兵として闘った男。戦地に行く前のちょっとコメディ要素ある所は面白かったです。
その後は勿論ですが、殺し殺して殺されまた殺す映像の連続、ただひたすらそれの繰り返し。いつも戦争映画を見る度に、不毛だなぁと虚しくなる。戦争ダメ絶対。
でもそんな中で「人を助ける」という視点だけを持ち続けた人がそこにいたという事実が、この虚しい歴史の中でも唯一救いだなァと思いました。

でも舞台がOKINAWA視点はAMERICAだったのは、やはり複雑な心境に。日本兵も、なんだかワルモノみたいな感じが滲み出てまして。まあそこはしょうがないと割り切って観ました。(日本制作の場合はその逆も然りですし…)そしてこの映画の主役はあくまでアメリカの衛生兵デズモンドですからね。映像化に当たって、演出、主観、画面構成の為の多少の脚色もあると思いますし。