世界一勇敢な臆病者！
太平洋戦争の激戦地、沖縄の「のこぎり崖」ハクソー･リッジ制圧のヒーローは、武器を持たない臆病者だった。
戦争映画のイメージを塗り替える衝撃の実話。
嫌いではないが、戦争映画は あまり観ない私め...この映画はイイ！
「戦場は殺戮だけの世界じゃない！」
戦場という極限の中で、臆病者と蔑まれながら信念を貫き通した頑固者。
誰ひとり勝者を生まない戦争...その中で唯一の勝者。
自ら神を呼び寄せ奇跡を起こした救世主。
「皆が殺し合う戦場で、僕は命を助けたい！」
身を守る武器を一切 持たず戦火に飛び込んだ１人の勇気ある若者、デズモンド･ドス。
「世界がバラバラになっているのに、少しは元に戻したい」...頑なまでに真っ直ぐな信念。
アンドリュー･ガーフィールドのニヤケ顔から かもし出す、芯の強さが彼のイメージピッタリのナイスキャスト。
メル･ギブソン監督は何年も前から、デイモンド･ドス本人に映画化の許可を求めていたが「真の英雄は大地に眠る人たちだ」と主張して、繰り返し断り続けられたとのこと。
その謙虚さが映画のワンシーンからも伺える。
「神様、どうか もう一人助けさせてください！」
この世の地獄をすべて集めたと言われる沖縄の激戦地で彼は命がけで教えてくれた。
真に誇れるのは「何人 殺したか」ではなく「何人 助けたか」だということを・・・
