宇宙弟兄

ハクソー・リッジの宇宙弟兄のレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.0
アメリカで作られた戦争映画でありながら、非常に中立な立場から描いていると感じた。アメリカ兵が日本兵を殺し、そのアメリカ兵を日本兵が殺し、そしてまた....と繰り返される殺し合い。爆撃や銃撃、刺殺の描写はあまりにも凄惨だった。これが我々の先祖が見た光景だったのだろう。

この光景を私は見たくないし、私の大切な人に絶対に見せたくない。戦後70年間、日本は様々な要因が重なって、再び戦争に参加するということは無かったが、この後10年、100年とこの状況が続く事はない。偶発的に戦争に巻き込まれるかもしれない。何処かの国から宣戦布告直後に、ミサイルが日本のどこかに着弾するかもしれない。

第二次世界大戦当時も現代も、理想論は通用しない。我々は常に最悪を考えながらも、戦争回避の道を探るべきだ。
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