この映画の評価が高いのは構成の巧さにあると思う。
だいたいの戦争映画は評価の高い低いに差が大きく、3点くらいの平均点になる。
しかし、この映画は前半の戦争の前線へ出るまでの物語、中盤の戦争の実態、後半の主人公にフォーカスした物語。という構成になっているためバランスの良い仕上がりになっていて極端に低い評価を付ける人がいない気がする。
見ている時は前半の部分が少し長い気がしていたが最後に分かるデズモンドの強さを理解するのに必要であることが後半で分かる。
私が考えるデズモンドの強さは2つあります。１つは上からの圧力に屈しない自分の信念を持っているところ。2つめは臆病者と呼ばれているが何気に一番精神的にキツい衛生兵の使命を貫く精神力を持っているところ。です。
そしてこの強さを知るための前半なんですよね。素晴らしい。
プライベートライアンと比べられている方が多いので自分も比べて置くと、プライベートライアンは描写力。この作品は構成が素晴らしい作品やと思います。
また、ハクソー・リッジが日本であることを無知な自分が知ることが出来た作品です(笑)
とても褒めていますが、
戦争に正解はないということを改めて考え、完全な世界平和が訪れることを願って、そこまで高い評価はつけないでおきます。
