まずはメルギブソンの素晴らしい演出力にスタンディングオベーション。
前半にも後半にもクライマックスが生じますが、両方とも見応えあります。
そして沖縄戦の過酷さの伝え方が強烈。ハンパないです。戦闘が始まって5分以内には、「戦争は絶対にやっちゃダメ」と本気で再確認させてくれます。
実際の沖縄戦も、戦闘があまりに激し過ぎて、米兵も発狂者が続出したそうで、激しい肉弾戦の末、日本の玉砕前提「バンザイ攻撃」を両国がおこなった戦地もあったらしいとのこと。
ただ、「描写がグロ過ぎ」と言って良いのか否か。生々しい描写とはいえ、作り物ですし、死臭も一切漂いません。
実際の戦場はこんなもんじゃ済まないのではないでしょうか。
以前も書きましたが、戦争を始めた方々に1mmも共感致しませんが、祖国のために命をかけた日米の先輩達には尊敬の念に堪えません。
戦闘シーンが凄すぎて、主人公について全く触れませんでしたが、恥ずかしながら、物語の最後で、初めて実話と知りました。
腰を抜かしました。
人間って、凄い。