執筆活動に人生を賭け、孤独に創作と向き合う美しき異端児、サリンジャーの物語。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳)を読んだことがあり、そこに書かれる独特な文章表現に心奪われた1人。
あの物語ほど主人公が皮肉と傲慢さに満ちているものはないが、リアルな若い反逆精神を持った人間の内面にふれることができた。
それがサリンジャー自身の投影であることも、この映画を見て理解できた。
彼の作家性、生き方、支えてくれた人物たち、敵、すべてに触れることができてよかった。
長々と書きましたが、まとめると
オールタイムベスト入り決定。