どりみ

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのどりみのレビュー・感想・評価

4.0
久々に素晴らしい作品に出会った。
劇中の音楽俳優、ストーリー、時代背景、その全てが良かった。ライ麦畑で捕まえて読もうと思う。命をすり減らすように物語を描く。
本物のアーティスト。ゆうすけさんみたい笑笑

主人公はジェリー
物書きになるため父親の反対を押し切ってコロンビア大学へ入学。恩師に出会い、小説家としての才能をその類まれなるセンスで伸ばしニューヨーク誌に掲載されるまでになる。
彼自身の恋愛をもとに若者たちという短編小説を書くとそれがまたもニューヨーク誌に抜擢される。
しかしそんな彼の物書きの道を奪ったのは戦争だった。
第二次世界大戦で、ナチスドイツとの戦場へ送り出された彼はD-DAYを経験。それだけでなく、戦地に送り出される前婚約していた人がチャップリンと結婚するというニュースを見てひどく心を痛める。絶対に生きて帰ってこい。恩師のその一言だけを頼りになんとか帰還するも、PTSDを発症。ものを描こうとするとひどい戦地での経験を思い出すので書けなくなる。平和ボケした世の中と彼とのギャップが段々とひらいてゆく。……

見入っちゃって1時間半があっという間だった。またすぐにでもみたい作品



以下メモ
独立運動
ノルマンディー島上陸
ラーマクリシュナー
ラビ
どりみ

どりみ