サーフ

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのサーフのレビュー・感想・評価

3.7
「ライ麦畑でつかまえて」は読んでおかないとなぁって10年位思ってる。でもまだ読んでいない。この「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」はそんな「ライ麦畑でつかまえて」を生みだしたJ・D・サリンジャーの伝記作品。

J・D・サリンジャーの歩んだ人生、初めて知ったけれどなかなかしんどい人生だな…。人には裏切られ傷つき、第二次世界大戦に従軍した後にPTSDのような症状に陥ったり、傷だらけの人生の中で唯一救いだったのが「書くこと」だったんだな。でもその「書くこと」がサリンジャーの人間嫌いが加速していくというのやるせねぇ。

傷だらけの果てにサリンジャーがたどり着いた場所とは。サリンジャー自身は2010年まで生きて91歳で亡くなったけれど、活動は1960年代に終わってる。Wikipediaの来歴見て不思議に思っていたけれど、この映画の内容が本当ならめちゃくちゃ腑に落ちる。本当の「安住の地」は彼は見つけたんだなと思う。

とりあえず「ライ麦畑でつかまえて」は読んでおかないとな~。18歳の時に読むのと28歳の時に読むのでは物語の捉え方違ってくるとは思うけれど。
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