このレビューはネタバレを含みます
孤独で売れない変な作家の中年と、孤独の少女のほっこり物語( ˘ω˘ )
孤独で空想の友人しか心を開かない中年おじさんが引っ越してきて少女と会って物語が始まるお話。
おじさんもおじさんでスランプで悩んでいて、アビーも過去にトラウマがあり、友達ができずにいる…そんな二人の孤独がうまくかみあい、友情のような親子愛のようになる話。
おじさんは子供が前からほしくてアビーを娘のようにかわいがっていくうちに、不適切な愛ではない愛情という、親子愛がめばえてくるけど奥さんには受け止めにくかったところとか好きでした。
他人には性的な関係に疑われるけど理解し得ない友情がそこにあるんだな、と。
あとアビーにも空想の友人がいたことにもびっくりしました、初めはわからなかったけど、もしかしてこの子は…と思っていたらまさか空想の友人!
それに自分が好きな友人…、
彼氏も彼氏で…
アビーは愛に飢えていて、安心できるところがほしかったんでしょうね…
空想の友人達が離れるシーンも好きでした。40年も付き合っていた友人はスーパーマンのように飛んでいき、アビーに恋をしていた彼はアビーの家で、自殺をして…、しかし、アビーやおじさんは空想の友人達に別れをいったことが成長をしたのかもしれませんね。
最後らへんは涙がでてしまいました。