中国への返還前の香港を舞台に、悪党相手なら過剰な暴力も厭わない熱血漢の刑事の活躍を描いた香港製のアクション映画。
ドニーさん随分と若いなぁと思ったら２００７年の映画でした。その他、ルイス・クーさんにシン・ユーさんと香港映画の顔馴染みの面々も若い。
全体の雰囲気としては悪い意味では古臭く、良い意味では良き時代の香港ノワール映画の雰囲気を醸し出しています。
ルイス・クーさんとのＷ主演でバディ物みたいな感じなので、ドニーさん出ずっぱりという訳ではないのでドニーさん目当てだけで観るとちょっと肩透かしかも知れませんね。
悪党に主導権を握られる時間が長いのでツラくなってきます…。そのぶん辛酸を舐め続けた後の反撃に活きてはいます。
ドニーさんのアクションは何時ものカンフーではなく、総合格闘技を取り入れた実践的な感じで新鮮でした。
ラストバトルはまさに死闘という表現が相応しい激しさで見応え充分。
粗は確かにあるのですがそれを上回る激しいバトルと熱い絆が入り交じる物語でかなり楽しめた作品でした。
まとめの一言
「オラオラ系ドニー」
