るるる

終身犯のるるるのレビュー・感想・評価

終身犯(1962年製作の映画)
4.0
1961年製作の白黒映画。
アマプラでウォッチリストに入れておきながらずっと視聴不可になっていたものが、ある日突然観られるようになっていたので何十年ぶりに鑑賞、白黒ながらすごく映像が鮮明になっており観やすい。実話とあってストーリーもバート・ランカスターの演技も見応えがあった。しかし刑務所内で鳥類の伝染病を解明し試作を重ね薬を作るシーンでは、真っ黒な液体をスポイトで鳥の口に流し込んだり、カナリヤがとまり木から死んで落鳥したり、何羽もの亡骸が映っていたりしていたが、60年前の映画とあってあれは映画製作のために実際にカナリヤを何羽も殺したのだろうとストーリーよりもそこが気になって仕方がなかった。おまけにカナリヤの病気を治そうとしている割には繊細なカナリヤの顔にくわえタバコの煙を吹きかけ、現代ならその筋の団体からクレームがバンバン来るのは間違いない。映画製作にこんな時代もあったのだなぁと今更驚いてしまった。
るるる

るるる