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終身犯のlemmonのレビュー・感想・評価

終身犯(1962年製作の映画)
4.3
暴力的だった男が、独房で一羽の雀を何気なく救ったことから、少しずつ人生観が変わる。
っと言った暖かいストーリーを思い描くととんでもない。全編詩的な様相はありつつも、ジワジワと身の毛もよだつエピソードがチラホラ、、、。

母役のセルマリッター。
いやはや素晴らしいのなんの😨。
彼女を始め主人公バートランカスターに絡む人物が皆良い。そりゃ心抉られそうになる時もあるけど。

カールマルデン、ベディフィールド、ネヴィルブランドと皆素晴らしいが、テリーサラバス演じる獄中で知り合った男、、、二度目の再会、、、何とも言えぬ本人の気付かない悲愁がたまらなく恐ろしかった。一見ほっこりな再会のはずだけど。

「更生」意味。
履き違えた看守長。
犯罪者たちがそりゃ基本悪いが、
正しいことの難しさを痛感する。

最後に、、、
バートランカスター。
多作な人なのでまだ未見の作品もあるが、今のところ本作がベストかも。「エルマーガントリー」の翌年だったのか😳。役作り、すごい👏。
胡散臭くニカニカ笑っているランカスターも大好きなので、そう言った作品も見返そう😆。
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