山手線の鶯谷を舞台にした「映画」。。無名の俳優たちが彷徨う。。。ここは、場末の舞台だろうか・・・それともラブホ街の外れで泥酔した者の見た幻影なのだろうか？ブリティッシュなハードロックを被せ、８８分ぐらいにしたら面白くなりそうかもとか・・・様々な幻想を喚起する。。。山手線の捨て子のような鶯谷に打ち捨てられた記憶と悲しみ・・・。

ユーロライブ特別上映最終日に鑑賞。上映前に監督・出演者による舞台挨拶がありました。
作品は、鶯谷で働くデリヘル嬢と、そのチラシ配り従業員が主人公のストーリー。現実の人殺しと演劇の稽古での殺人。本物の拳銃と芝居で使うモデルガン。リアルと虚構が幾層にも重なりながら話が進むんだけど、僕にはちょっと難しすぎたなぁ。あと台詞回しが。。

良かったのは、昭和のまんま時間が止まったような鶯谷の風景。2015年の作品とは思えない映像でした。良い意味で。
それと、挿入歌の“場末感”はよく表現されてたと思う。

あとfilmarksさん、作品のポスターなかなか良いデザインなので、早く登録してください。