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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのkomblogのレビュー・感想・評価

2.0
俺の中の大根仁神話と水原希子論にある種の解を与えてくれた作品(悪い意味で)🎥

おそらく大根監督の作品でなければ、俺はこの映画を見ることはなかったと思う。なぜなら、

1。原作知らない📖
2。水原希子があんま好きじゃない🙅‍♂️
3。台風が来ている☔️

ではなぜお足元の悪い中見たかといえば、ズバリ…

「大根監督を天才だと思っていたから」

モテキ、バクマン、SCOOP!、ま、ショージキSCOOP!はちゃんと見てないけどw ヒット作連発、特に原作ものにおける実績は保証済み!ショージキ、モテキはドラマ見てたけど原作は見てないし、バクマンも全く知らないで見たけど、素晴らしかったので、今回も台風だろうが見たかった‼️

あと、前々からどーも好きになれなかった水原希子。モデル好きの俺としては、水原希子を嫌いになる理由はショージキないはずなのに、なぜかあんまり好きになれなかった。水原希子の大ファンの同僚に激推しされても「は、はぁ・・・」みたいな感じだったけど、モテキで長澤まさみ、麻生久美子。そしてバクマンで決して絵に書いた美人とはいえない小松菜奈ちゃんをあれだけ美しく見せた大根監督なら俺を水原希子ファンにしてくれるかもしれない❗️そう思って見に行ったよ、大雨の中☔️

で、結論としては、俺はこの作品から2つのことを学んだ。

1。大根さんが天才であるかないかは別として、俺が大根監督作品にピンとこないこともある

そして、

2。あの大根仁と言えども、そもそも俺があんまピンと来てない水原希子を俺が恋に落ちるほど美しくは見せられない

という2点w

まず、作品としては、原作に問題があるのかもしれないし、そもそも原作ものだから作る側もあんまり気にしてなかったのかもしれないけど、この話のプロットはシンプルすぎる❗️そして、先が読めすぎる‼️

開始30〜40分でオチが読め、40~50分くらいではもう他の客のリアクションを見回し、1時間経つと「これ何時間の映画なんだろう?」と恐怖し始める始末😩で、結果、俺の読みで外れたのは京都に行った男があっちの人じゃなくてこっちの人だったなー、くらいwww

話としてはタイト(100分)なのでなんとかもったけど、体感は2.5時間とまでは言わないけど、2時間越えには感じた⏳

原因は明らかで、話が寓話的で水原希子のあかりがある意味空虚な中心っぽく扱われるので、事実上最後の最後以前までは描写される登場人物はほぼ妻夫木くんの主人公だけだから。人間関係のサスペンスっぽいものも一応あるんだけど、登場人物少なすぎて「いや、犯人あの人かあの人ですよね?」ってすぐわかる上、それどっちだからといって対して話に影響があるわけでもない😩これがモテキやバクマンだともっと登場人物が多いので、描写する葛藤とかが多く、飽きない。

登場人物が少ないでいうと、この話は明らかにモテキと対になってるような話に見えるんだけど、圧倒的にモテキに比べてスケールダウンしている❗️モテキには前出の2人のほか、仲里依紗、真木よう子がいて、違う女性の魅力があったけど、この映画は綺麗どころは水原希子のみで、しかもその水原希子にピンと来てない俺が見るので、もう苦痛でしかないwww

で、その水原希子。モテキにおける長澤まさみが胸を中心に抜かれていたのに対して、水原希子はとにかく脚👠中心に抜かれていて、実際すげー綺麗だなぁとは思ったし、それ以上にこの作品はキスシーン、セクロスシーンが多くて、下着姿で出てくる水原希子が多分製作者サイドとしても推しだったと思うし、水原希子サイドもここまでやったぞ感みたいなものを感じているんだと思うし、実際綺麗だとも思ったんだけど、残念ながらこれがあんまエロくないんだよね〜😩

なんでエロく思わないのかなぁ〜、というのを見てる間ずっと考えてたんだけど、暇だったんでw 一つは水原希子はモデルで水着的なものになることが仕事上ありうるからってのはあるし、もう一つは、体系的にシュッとしすぎていてエロく見えないということがあるんじゃないかな〜、と思いながら見てたんだけど、最後のとあるキャラが水原希子扮するあかりにある漫画を見せる時のシーンで、「なるほど!」と気付かされた❗️

そのシーンで水原希子のあかりはとあるアニメというか漫画のキャラを褒めていて、それはつまりあかりはそのキャラに自分との共通項を感じていることを示していると思われるんだけど、俺はここに大根さんのそこはかとない悪意を感じて「水原希子を配役したのは、あかりというキャラが云々というより水原希子自体があのキャラと顔が似てるからか〜⁉️」と妙に納得し、かつ、俺が水原希子を好きになれなかったのは結局のところその漫画のキャラに顔が似ている水原希子の顔があんま美人じゃないからなんだな、とこのシーンを見てすごーく納得したww そしてそれ以降、ツリ目で唇の出た水原希子は俺の中ではそのキャラにしか見えなくなったwww

そういう意味で、俺の中のある種の謎が二つ解決するという稀有な経験をさせてもらって、この作品には感謝してる👍🏻

…けど、ショージキ話としては構造が単純で、話が読めて、その割に100分あるので中盤すごーくダレるし、オチも作品上はくっついたけど、このあと別れちゃうだろうな〜、と思わせ、結局成長感がなかったモテキに対して、キャラの成長は数年後という形でとは言えちゃんと見せ、地に足のついた恋愛を成就させたこの作品の妻夫木くんで対になってはいるのかも知らんけど、結果話としては至極ふつーなオチと言わざるを得ず、「1800円の価値がありますか?」と言われるとショージキない気しかない作品ではあるので、点数はこんな感じw 実際エンドクレジットで妻夫木くんが泳ぎ始めるやいないやスクリーン前を横切って帰って行く人多数🏃‍♀️🏃

俺はむしろ、この映画を大根さんが本当に撮りたかったのか、それとも製作者サイドの発注で撮っただけなのかが知りたいなぁ〜。そもそも、モテキにしろバクマンにしろ、フレッシュだなーと思えるシーンというか演出があったのに、この映画には全くなかった🎞絵作りにやる気が感じられないんだよね〜🤔

そして、この作品には大根さんの悪意しか感じない。男はただ見たい女性像を存在したかどうかもわからないあかりに見ていて不幸になっているし、あかりは実際存在していたとして、男の欲するペルソナを演じることでしか存在意義を見出せない空虚な存在として描かれている🈳

モテキの対にしたいがためだけに選んだだけの題材にしか感じなかったんだよねぇ〜🤔これを本気で撮りたいと思っていたんだとしたら、次の大根仁監督作品を見に行くのをためらうレベルの出来だなぁ〜😩
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