YokoGoto

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのYokoGotoのレビュー・感想・評価

2.5
ー願望、妄想の世界なのでしょうが、非現実的すぎてついていけないー

『カメラを止めるな!』の大ヒットは、インディーズ映画には、隠れた名作があるんだよ!ってことを思い出させてくれた。このように、インディーズ映画に光が当たることは素晴らしいと思っている。

何を隠そう、大根仁監督の『恋の渦』も、その一つであり、私に『インディーズ映画っていい!』と思わせてくれた作品の一つでもある。

大根仁監督の『恋の渦』は、役者も無名だったし、どこから見ても映画女優や映画俳優って思わせるようなキャストではなく、とてもリアリティの感じられるキャストで構成された映画だったので、無性に感情移入して観られた映画であった。

さらには、シナリオも、特別な出来事ではなく、普通の合コンから始まる普通の話であったものの、物語の角度の当て方が絶妙に面白く、シナリオや編集がとても良い。何度観ても、何時観ても、爆笑できてしまう作品が『恋の渦』。

そんな大根仁監督の作品だったので、観てみた本作。

たしかに、男の願望というか妄想というか。監督の過去作である『モテキ』にも通じる、ある意味、男のファンタジーをのせた恋模様なのであるが、あまりにも、登場人物のキャラが非現実的すぎて、やりすぎというか、リアリティに欠けすぎるというか。

どうしてもついていけなかった。

『恋の渦』のように、インディーズ映画でもないし、有名所の俳優も使っているし、作品自体は、こちらのほうがお金もかかっているし、観客動員数も多いのだろうが、私の好きな映画は、『こうじゃないほう!』って思ってしまいました。

大根監督の作品は、『恋の渦』以外も、何作か観てますが『恋の渦』以外は、ちょっと違う....って感じなのは、なぜなのでしょう?。
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