ほしの

鍵のほしののレビュー・感想・評価

(1983年製作の映画)
3.5
お金とか仕事のことだけに必死になってたり強迫的になってたりする堅物よりも、誰とどうセックスするかをあれこれ考えている方がはるかに健全だと思う。主人公の教授はいろいろ工夫していて最後の方では女装させられてた。で、その格好で意識失って医者呼ばれ、みたいな。
倒錯をも愉しむ教授が死んだところでファシストのムッソリーニが開戦を宣言する(葬儀中に聞く)。このラストは象徴的ですごく良かった。またそこで、快楽合戦の蚊帳の外にいた娘だけがムッソリーニのスピーチに歓喜する。このラストだけ好き。
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