鍵の作品情報・感想・評価

「鍵」に投稿された感想・評価

ほしの

ほしのの感想・評価

3.5
お金とか仕事のことだけに必死になってたり強迫的になってたりする堅物よりも、誰とどうセックスするかをあれこれ考えている方がはるかに健全だと思う。主人公の教授はいろいろ工夫していて最後の方では女装させられてた。で、その格好で意識失って医者呼ばれ、みたいな。
倒錯をも愉しむ教授が死んだところでファシストのムッソリーニが開戦を宣言する(葬儀中に聞く)。このラストは象徴的ですごく良かった。またそこで、快楽合戦の蚊帳の外にいた娘だけがムッソリーニのスピーチに歓喜する。このラストだけ好き。
老齢なるもお元気な教授の様子ゎまさに痴人の愛...谷崎の世界観ですな

平凡パンチ(わぁ~懐かしい)の水着グラビアでドキドキの思春期を過ごしたオイラゎモロ見せエロより隠れた描写(石鹸を使う後ろ姿)ゃ苛め言葉に、よりエロを感じてしまうのだが、どこか陽気なマカロニポルノも悪くないね

女房のエロさより教授の滑稽さが可愛らしい作品でした♪

( v^-゜)♪
青二歳

青二歳の感想・評価

3.9
老いと性を描いた大家といえば言わずと知れた谷崎潤一郎ですが..まさかまさかのティント・ブラス×谷崎潤一郎( ˊᵕˋ)"鍵"マカロニポルノ版。
これが…結構原作に沿ってて面白い。何作も映画化されてますが'59年市川崑版(京マチ子中村鴈治郎)に次ぐ見事な映像化だと思います。時代設定もしっかり換骨奪胎しており中々楽しい。
1940年新年の祝い…ファシスト党の華やかな夜会を楽しむ家族。老いた父、若く美しい妻、瑞々しい娘、そして若者。国家ファシスト党の隆盛と退廃的な空気はパゾリーニの"ソドムの市"を思わせます。追記:どっちかっていうとボブ・フォッシー"キャバレー"の雰囲気が近いです。こちらは舞台がナチスですけど。

いや〜アホでしょうティント・ブラス。大好きですけどね(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)フフ..さすがマカロニポルノです、ファシズムの退廃的空気の気だるい語りの雰囲気なのだけど、根がどこまでも明るい能天気さがあるのがまたおかしい。ポルノといっても女性をきれいに撮るし痛そうじゃないし何よりドラマが(色々アホだけど)楽しい。もちろんマカロニ美女の天然おっぱいの美しさはすごいし、もちろんティントお好みのお尻も大きくてすてきですが、今作は何より谷崎潤一郎“鍵”ですからね。あー面白い。