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リベンジ・リストのkonoesakutaのレビュー・感想・評価

リベンジ・リスト(2016年製作の映画)
2.5

重たいはずの復讐劇を中途半端に軽快にしてしまったという印象。復讐にバディっていうところで納得できなくなってしまう人もいるのでは。相方登場で一気に軽くなる。いい意味でも悪い意味でもアメリカン。

陰謀のスケールが復讐の実態とミスマッチ。ジョン・ウィックはそういうのがまた良かったけど、本作はストーリーの薄さにつながっているような気がした。

あれだけあっさり奥さん殺されたらその後どんなにスペシャルな動きを見せても説得力に欠ける。皮肉な刺青を入れる必要なんてあるのかな、なんて感じで必要のないムラも感じた。本筋に意外性がないから枝葉を脚色しても意外性はない。サスペンス性に欠ける。

新しいことは何も起きないが、アクション映画のあるべき姿をなぞってはいると思う。

トラボルタは大好きだ。でも本作では近年のリーアムニーソンやキアヌリーブスには勝てないなと。