2017.5.19
井の頭公園を舞台に、過去と現在の愛をつなぎ、歌い上げる音楽的映画。
綺麗で、心地好い。
その語り口や演出は詩的でもあり、テンポの良い流れるような編集がリズムを生む。ミュージカルというのではなく、例えばミュージック映画という方がしっくりくる。
過去に思いを馳せてみるのは、今の自分を確めることでもあると思う。
何もかも中途半端な純（橋本愛）が、クライマックスで漏らす一言が印象的。でも、物語を途中で終わらせることなんて出来ないし、簡単に物語は終わらない。だからこそ、最後の「PARK MUSIC」シーンは清々しい。劇的でもある。
そして一つの物語が終わって、次に進んでいく…。
きれいで印象的なシーンが多く、するすると心に馴染んでくるような心地好い映画！
あと永野芽郁がめっちゃ良い感じです。
