このレビューはネタバレを含みます
トランザムから憧れのキャデラックをゲットするアメ車のわらしべ長者。
どこかコメディ乗りで、序盤〜中盤まではイナたく牧歌的。サンダーボルトに粘着するライトフットの子犬の様なカマッて感が本当にキュートでして。
おっさん同士イチャイチャ仲良くやっていたかに見えたのにジョージ・ケネディの堪忍袋の尾が切れてからは、ほんわか空気が急転直下。
20mm機関砲で壁破壊
女装して警備員にハニトラかける
という荒っぽく杜撰にも程がある犯罪計画のボロが出まくり救いのない悲惨なエンディングを迎える。ニューシネマ仕様というか。
何者でもなかったブリッジスが今際の際に何かを得て静かに死んでいくラストに落涙。
イーストウッドのパイオツとブリッジスのグンバツの脚にうっとりできて、イカすアメ車が沢山出てきて、ベルトの正しい使い方を学べて、最後にしんみりできる良コスパな逸品。
こんなのずっと観てられる。