ニュージーランドの壮大な大自然を舞台に孤児でデブっちょな少年と無骨なおじさんが森を逃走する羽目になるハートフルコメディ映画。
親に捨てられ孤児として施設で育ったリッキーは、児童福祉局の紹介で山奥で暮らす夫婦の元にやって来る。最初は馴染めず家を逃げ出すリッキーだったが、徐々に里親のベラおばさんの愛情が伝わり大自然の中での生活に慣れてくる。おじさんのヘック(サム・ニール)は相変わらず無口なままですが、今まで味わった事のない幸せな時間を過ごしていく。
しかし、そんな時間も長くは続かずベラおばさんがまさかの急死。ヘックに施設に戻すと言われたリッキーは、焼身自殺に見せかけ納屋を焼き森に逃げ込む。リッキーを追うヘック。こうして二人の大冒険が始まって行きます。
誘拐事件と勘違いした警察と児童福祉局に追われながら、森での色々な出来事を重ね徐々に歩み寄って行く二人が面白く、ほっこりした雰囲気の中、リッキーの成長と妻に先立たれ凹んだヘックの再生も描かれていきます。
ニュージーランド映画って初めて観ましたが、コメディとしては、クスッと笑える場面も沢山あるんですけど、かなりシュールでした。(^-^)
