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男と女のv3のレビュー・感想・評価

男と女(2016年製作の映画)
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この映画を観て、「女は強い」と思うか「女は弱い」と思うか、によって印象は大きく変わると思う

私は不倫断固反対人間です
不倫映画だと知らずに観たので流れで気づいたときにガッカリした

でも観ていくうちに、なんだか情が湧いてきてしまって…

主人公の息子は恐らく発達障害児
言葉はある程度通じるが「だめ」と言われてもどうしてだめなのか、までは理解できないという成長していけば改善の見込みがありそうな軽度な症状だと思う
これは発達障害児の日常を知らない人には彼女の葛藤が理解できないと思う
一方夫の方は息子の病気を理解し受け入れられている
その違いに、きっと彼女は苦しんだ
だから私は主人公が不倫してしまうことが少しだけ理解できた

コン・ユさん、本当に男前だ
背筋が程よくついている感じがたまらない

主人公も、不倫相手も、不倫相手の妻も、幸せになりたい振りしてほんとうは不幸な現状に満足しているんだ
不幸でいる方が、少しの幸せも大きなものだと感じられる
不幸に不幸が積み重なっても我慢ができる

人間誰しも持っている、まだ名前のない感情を、見事に表情で私達に伝えた作品だった

でもやっぱり不倫するやつは地獄に落ちろ
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