このレビューはネタバレを含みます
犬達が街を練り歩き歌うシーンはとても良い。クールで自由。
野良犬たちのキャラが全員よい。
もっと見たかったくらい。
敵のドーベルマン2匹だが、
2匹の性格にもっと差別化が欲しかった。
せっかく怖くて強くてかっこいい、いい敵だったのに。
借金取りも良い、ニューヨークの闇の部分が出てる気がする。
しかし、
主人公オリバーがどうしても好きになれない。
明確な目的や夢もなく（子猫だから仕方ないといえばそうだが）ただ、食わせてくれそうなもの達に次から次へとついて行き、乗り換えていくだけ。
時間の都合上省くしかないかもしれないが、オリバーと女の子の絆が生まれる描写も短すぎ＆印象に残らないので、感情移入できない。
案の定、野良犬達が助けてくれたあとのオリバーの｢どうして連れてきたの？｣の一言に思わず舌打ち。
正直、人間出てこなくてよかった。
こちらを見るより、同じく知名度が低い｢プリンセスと魔法のキス｣をオススメ。
ミュージカルパートもキャラもストーリーも脚本も文句なしの傑作です。
