にょんたこす

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーのにょんたこすのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

プリクエル3部作が一番好きな自分にはとてもしっくりきた作品!CGの使い方が何となくプリクエルに近い感じがした。

話が休む間も無く進んで行くので、そこが合うかは人によるのかもしれない。

ハンソロ はエピソード7で死亡し、現場を目撃したチューバッカが叫ぶシーンがあるが、それを見たときは正直唐突過ぎてあまりノスタルジーは感じられなかった。しかし、本作を見たことで、どういう心境で叫び、ハンソロ の息子であるカイロレンを撃ったかが、少し分かる気がする。地下牢での食うか食われるかの戦いから全て始まっていたんだと思うと、エピソード8でのルークにハンソロ の話をしたときのチューバッカの表情も頷ける。

クリムゾン・ドーンでの見たこともない形の宇宙船の中での死闘の後、本作ではハンソロ から銃を撃つシーンがあるが、これはどう受け入れるべきか。エピソード4の修正版を正史とすれば、本作からエピソード4までの間に何か心境の変化を産む出来事があったのだろうか。それとも単なるファンサービスなのだろうか。

また、エピソード4ではあくまでも信用できるのは金だけという姿勢だが、こういうことがあったからなのかと納得がいった。それでも、エピソード4で最後にルークを助けに来たのは、本作でのキーラを助けようとしていた頃の自分と重ねたからなのかもしれない。しかし、そうだとすれば、尚更エピソード7で、ああなるまでカイロレンを放っておいたのは納得できない。ハンソロ なら、すぐに助けに行ったはずであり、そうできなかった事情が知りたくなってしまう…

冒頭はいつものスクロールと違う形での導入から始まるがそこで語られているように、本作は犯罪者組織の物語である。これはボバフェットのスピンオフ等にも引き継いで行くための設定なのだろうか。
ダースモールがクリムゾン・ドーンの実質的な頭であることが終盤明らかにされるが、クリムゾン・ドーンも帝国の実質的な支配下にあることを思うとシディアスにどこまで翻弄される人生だったのか…今後ダースモールについてどのように描かれるのが楽しみだ。
にょんたこす

にょんたこす