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人狼ゲーム プリズン・ブレイクのkuziraのレビュー・感想・評価

3.1
心から応援できない村人陣営
やるしかない人狼陣営

心理戦としてはこれまでになく熱い
誰も役職を名乗り出ないので推理小説感もあった
誰が人狼か既にわかってるのも好きだけど、4作目にしてこの展開は取り敢えずアリだと思った

そして夜に狙うのは女の子だけっていうのも納得がいく人狼の考え


人狼が吊られそうになった時の反論演技の魅せ場が凄くいい
人間と狼を行ったり来たりするような

殺人ゲームによって究極に追い込まれていく時のリアリズム
これからの新進俳優さん達の本気の芝居を観れるのがこの人狼ゲームの凄く良い所だと思う
気になる人ばかり出演していく、キャスティング能力の高さ

低予算映画とかB級映画と言われつつも、そこに置いての芝居能力は素直に高い


今回のテーマ「プリズンブレイク」が終始、潔さがなく展開はレールに沿っていくし乾さんと相馬くんの2人の物語に何故か擽られないのが今回もう少しな所

やはり、当初に存在していた生々しさはどんどん消えていき
カメラワークも画もきれいで飽きさせない

何より、撮影ロケ地がしっかり閉鎖された空間である徹底っぷりが当たり前だけど良い


ビーストサイドの時とか殺戮ゲームが行われているという場所にも関わらず、脱出できた際のすぐ近くの道の脇に普通乗用車が映ってて萎えたから…(そんな近くに人が出入りする場所だったら気づくでしょみたいなね)

クレイジーフォックスの時からロケ地問題は改善されていて世界観に没入できる
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