わんころ

忍びの国のわんころのレビュー・感想・評価

忍びの国(2017年製作の映画)
3.7
原作は読んだことがあって、アクション含めて話の内容も結構ハードだから「実写化しても失敗するのでは」と危惧していたけど、普通に面白かった。

キャラ設定だったり登場人物だったりが多少変わってるけど、メインテーマはズレない感じ…さすが中村監督作品。

アクションメインでラブ要素、コメディー要素、サスペンス要素…と盛りだくさんなのをまとめあげた!という印象。

キャスト陣、本当よかった。皆さん本当よかったけど、個人的に大野智と知念侑李は思っていたよりもめっちゃよかった。「ジャニーズだからってなめるんじゃねぇぞ」って言われた気分。大野智のラスト数十分の演技…あんな演技までできるとは思ってなかったわ。恐るべし。

アクションはほぼノースタントらしいけど、大野智と鈴木亮平と満島真之介の身体能力やばすぎる。手を伸ばせば相手に届くような距離での肉弾戦はすごかった。

ただそのぶん、ワイヤーアクションのCGというのか映像加工?のセンスが求めていたものとちょっと違う気がしてそこが残念。

それから、最後の大膳のセリフはちょっとくどかった…説明部分を削った方が皮肉が効いていい。

同じようなセリフなのに、場面によってニュアンスが変わっていくのはおもしろい。

さりげなく伏線をめっちゃ張ってたと思うし、これは何回か観たら印象が変わっていくのか。
わんころ

わんころ