蛍

忍びの国の蛍のレビュー・感想・評価

忍びの国(2017年製作の映画)
4.9
予告ではふざけている映画だと思い軽い気持ちで観に行きましたが、ラストの鈴木大野の一騎打ちで度肝を抜かれてしまいました。刀のぶつかる音とたいまつが燃える音、照明の当て方などが秀逸で台詞は無いのに2人の男の魂の削り合いに圧倒され、殺陣が終わると身体にどれ程力を入れて魅入っていたのか自分でも驚くほどでした。この数分だけで映画一本分の価値がありました。特に大野さんは普段の穏やかな表情から想像できないほど感情を台詞無しで表現していたのは圧巻の演技力で、正直横面を張り倒されたような衝撃でした。途中ダンスのように殺陣をするシーンがありましたが折角俳優としても実力が充分なだけにそこはアイドル感を出す必要は無かった気持ちがして唯一残念でしたが、観終わり時間が経つにつれもう一度観に行きたいと思うような不思議に中毒性があるのも初めての経験でした。