パエリア太郎

忍びの国のパエリア太郎のレビュー・感想・評価

忍びの国(2017年製作の映画)
4.1
大野くんを舐めていた。。。

予告見た時から、かなり期待していたのですが、期待を超えて良かったです!!

戦闘暗殺プロフェッショナルな忍びの国で独特の価値観で生きるボンクラ忍者。
ヤる時はヤるって冒頭からアクションシーンで見せてくれるのが気持ちいいです。
実際に自分の殺しの対象と分かれば無慈悲、瞬殺ってキャラクターが素晴らしいし、それを体現してる大野くんが何より良かったです!!!
喋れない死にかけの友人の口に手を突っ込んで言葉を無表情で読むって、これがプロフェッショナルかー、と肝が冷えました。

無門のご家庭の事情も愉快で物語を止めることなく見せてくれるし、忍者×大工なんて楽しいんだろうと思っていたら、彼らが何故こんなに強いのかって悲しい現実を見せてくれて、最高でした!!

織田信雄サイドの話もキャラクターも良いし、しっかり熱いものを感じましたよ!!


基本的には本当に本当に楽しかったものの、文句も沢山あって

現代語は良いとして、なんか所々開けた場所で映っていいの?と思える人工的な明かりが普通にたれ流されてたり

アクションも楽しかっただけに、締める所は締めて欲しかったり
例えば忍者が近くで木が倒れたくらいで腰を抜かしたり、自然物に化ける土遁とか木遁の術がもうバレてるのに解かずにそのまま殺られたりとか、えっなにこれ?って嫌な気持ちにもなりました。
パエリア太郎

パエリア太郎