このレビューはネタバレを含みます
女はなぜ化粧をするのか
ギラギラのネイルをしている女の子が「ネイルは私にとっての精神安定剤」と言っていたのを思い出した。
女性が震える手で紅を塗ったり、ネイルを塗ったりするシーンに"この感じ分かる"と共感出来るのは女だからだろう。
彼女達は身を飾ることで、精神を武装してるのだ。
けどこの共感も、平和ボケした日本では武装の相手がムカつく上司だったり、マウントしてくる同僚だったり、ほんとこの映画の状況に比べたらク◯みたいなものでとても申し訳なくなるんだけれども、根底は一緒だと思う。
1つの美容室内で繰り広げられる所とか、携帯電話を通じて其々のバックグラウンドが垣間見える所とか、会話のテンポもなんかもう全て言うこと無しに面白かった。
ただ1点言うならば、美容師の仕事が"カタツムリ並み"な点かな。