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アリータ:バトル・エンジェルの盆栽のレビュー・感想・評価

3.7
望むものが全て「上」にあるわけではない


ロバート・ロドリゲス☓ジェームズ・キャメロン☓日本原作。狂うに決まってる(映像面でも)。

やはりキャメロン先生が携わる作品は『ターミネーター』シリーズのサラ・コナーを筆頭に『エイリアン2』のリプリーなど、「強い女性」をメインとしています。

物語は上と下で分断された世界を舞台にアリータとイドの関係性の成長を描きながらも素敵な出会いを経験し、様々な困難を乗り越えるために彼女は戦うといった、至ってアクション映画の王道的な展開。ですが、今作がひと味違うのは上述にもある通り映像が狂っているということ。CG感がスゴすぎるところもありますが、アリータの表情は人そのもの(特に口)。

分断された世界ということで格差社会とは言いにくいですが、現代社会でも似たなにかを感じます。「上」にいるから絶対に幸せになるというわけではないのです。
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