盆栽さんの映画レビュー・感想・評価

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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.0

時代に合う作風を


 1976年版の『犬神家の一族』を堂々とセルフリメイク。同じ監督・主演で再映画化という珍しいケースで、非常にノスタルジック。やはり石坂浩二演じる金田一には安心感があります。

 
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ユーロトリップ(2004年製作の映画)

3.5

ハメを外した旅こそ至高


 下ネタとブラックジョークを武器にしつつ、「若さゆえの無謀な旅」を全力で笑いに変えた2000年代ティーン・コメディ。

 冴えない高校生スコットが、失恋と勘違いをきっかけに
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.5

声だけで命を救え


 「見えない」という緊張感が持続するサスペンススリラー。『ギルティ』とは一味違うハラハラドキドキを味わえる良作。ワンシチュエーションではないので、万人受けはしやすいかもしれません
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

2.7

数時間の地獄


 大人気ゲーム『バイオハザード』の再映画化。今回は原作ゲームを忠実に再現させつつ、オリジナル要素も組み合わせた混合作。原作ゲーム好きである自分からすると、納得いく部分もあればキレたく
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ザ・ダイバー(2000年製作の映画)

3.8

誇りは、折れても沈まない


 ロバート・デ・ニーロ演じる海軍ダイビング教官と、彼に挑む若者の関係を軸にしたヒューマンドラマ。実話ベースでもあるので、心に刺さるストーリーに感動。

 物語は、厳格で偏
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アルタード・ステーツ/未知への挑戦(1979年製作の映画)

3.3

意識の暴走


 SFというジャンルを借りつつ、人間の意識とは何か、自己とはどこから生まれるのかという哲学的・宗教的問いに真正面から挑んだ異色作。一言で表すと劇薬映画です。

 物語は、感覚遮断装置と
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.6

"人生"を変える静かな夜


 マイケル・マン監督による、ロサンゼルスの一夜を舞台に、タクシードライバーのマックスと、彼の車に乗り込んだ謎めいた男ヴィンセントとの出会いから始まるサスペンス・スリラー。
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

"死"に抗うことなかれ


 日常に漂う不安と死の気配を、風刺と不条理コメディの文体で描いた奇妙なクセ強映画。舞台は1980年代、主人公ジャックは「ヒトラー学」を専門とする大学教授で、妻のバベットと子
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2

別れの中に残る愛


 ノア・バームバック監督による、夫婦の離婚過程を中心に描いた作品。「別れ」そのものよりも、“別れの中に残る愛情”や“言葉にならない感情の複雑さ”を丁寧に映し出したヒューマンドラマ
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ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

3.7

悪は死なない


 歴史の亡霊が科学によって現在に呼び戻される恐怖を描いた異色のサスペンス。物語は、ナチス・ハンターのリーバーマンが、ブラジルで奇妙な少年たちの存在に気づくところから始まる。

 本作
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おんどりの鳴く前に(2022年製作の映画)

3.2

リアルを嘲笑え


 静かな村の日常に潜む「見て見ぬふり」と権力の腐臭を、じわじわと炙り出していくルーマニア発のブラックサスペンス。

 閉鎖的な農村で起きた若者の不審死を追う警察官イリエ。捜査の先に
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.6

家族を持つこと、家族になることの意義


 新年明けましておめでとうございます🎍今年一発目は「ドラ泣き」から。抜粋された感動エピソードをうまく繋げ、一つの物語に作り上げたシリーズ2作目。今回のメインは
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

一人では乗り越えられない


 「愛とは何か」「家族とは何か」を静かに、痛切に突きつけてくる作品。ゲイのカップルである歌手のルディと検事のポールが、ダウン症の少年マルコと出会い、彼を守るために共同生活
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ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.8

メリークリスマス🎅


 まるで動く絵本のような作画で、ストーリーも端的で面白い。サンタクロースも1人の人間であり、働き者。人類のお父さんです。

2025.12.24:初鑑賞

M3GAN/ミーガン 2.0(2025年製作の映画)

2.1

個人的には好きな映画ではないが、大胆すぎる路線変更を決断した製作陣には賛辞を送りたい👏

2025.12.23:初鑑賞

トレイン・ドリームズ(2025年製作の映画)

4.1

時代に置き去りにされていく孤独さ


 ひとりの男の静かな人生を通して、アメリカという国が“自然”から“近代”へと飲み込まれていく過程を描いた、きわめて抑制的で詩的な作品。圧倒的な静けさに包まれた映画
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ミッキーのクリスマスキャロル(1983年製作の映画)

3.8

1年で一番素敵な日


 クリスマスの名作をディズニーキャラクター達が彩る。万国共通の「温もり」を感じることができる良作です。30分弱なので非常に観やすい!

2025.12.21:初鑑賞

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.8

沈黙が感情を撃ち抜く


 レビュー2600本目に選んだのは、セルジオ・レオーネ監督による「ドル箱三部作」の2作目。荒野に響き渡るエンニオ・モリコーネの音楽をバックに、クリント・イーストウッドの渋さが
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アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ(2025年製作の映画)

4.3

見たことのない世界へ


 相変わらず映像がバケモノの『アバター』シリーズ3作目。今回は前作の直後からスタートで物語もほぼ直結な為、前編・後編的な立ち位置として捉えることもできます。個人的に前作は、映
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スポンジ・ボブ/スクエアパンツ(2004年製作の映画)

3.7

このカオスに飽きは無い


 『スポンジ・ボブ』初の劇場版。TVシリーズは子供の時に何度も観ていたので、久しぶりにビキニタウンを堪能できたので大満足。冷静に考えると相当カオスなストーリーなのに「これで
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ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!(2021年製作の映画)

3.9

クリスマスでもドタバタ騒動🎄


 久しぶりの『ひつじのショーン』。今回はクリスマススペシャルということで、この時期にぴったりのストーリーに癒されるばかり。『ひつじのショーン』はTVシリーズも含め、最
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.6

これもまた"自然の摂理"


 メル・ギブソン監督による、文明が崩壊していく瞬間を“個人の生への執念”という一点に凝縮して描いた、極めて肉体的な映画。『パッション』の次に撮ったのが本作であり、最も人間
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レイクビュー・テラス 危険な隣人(2008年製作の映画)

2.1

大人のいじめはタチが悪い


 徐々にエスカレートしていく隣人からの嫌がらせをどう乗り越えるのか!?本作はまるで引っ越すことへの嫌悪感を抱かせることに成功している悪質なサスペンス。ただコンセプトは良い
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.7

盲目の目撃者が暴く、王権の闇


 史実を下敷きにしながら、「見えない者だけが真実を見る」という逆説的な設定で観る者を引き込む宮廷サスペンス。盲目の鍼医ギョンスは、とある特異な体質を持ち、王の治療のた
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マーダー・ミステリー2(2023年製作の映画)

3.4

謎解きは二の次


 アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンの掛け合いが、捜査の雑さや推理の的外れさえも笑いに変えてくれるシリーズ2作目。ニックとオードリー夫妻が「探偵として一人前になったつもり
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HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)

3.3

頼れる人がいることが大事


 王道スポ根に、アダム・サンドラーらしい"優しさ"が加わったアツい映画。最初から最後まで溢れ出ているバスケ愛にやられながらも、映画としての作りも十分。NBA選手も数多く出
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.6

守るための嘘


 人里離れた屋敷で暮らす4人の兄妹と、決して開けてはならない屋根裏部屋──本作は、いかにもゴシックホラー然とした設定から始まりますが、その本質は“恐怖”よりも“喪失と自己防衛の物語”
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ヒュービーのハロウィーン(2020年製作の映画)

3.5

優しさ全振り


 アダム・サンドラーが“町で一番の変わり者”を全力で演じきる、バカバカしさと優しさが同居したハロウィーン映画。

 物語は、いじめられ役のヒュービーが右往左往しながらも、結果的に町の
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第三世代(1979年製作の映画)

3.4

革命ごっこが、システムの一部になる瞬間


 政治運動が「思想」から切り離され、消費されていく瞬間を冷酷なユーモアと絶望で描いた異様な作品。

物語の中心にあるのは、表向きは過激な左翼テロ組織でありな
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ツインズ(1988年製作の映画)

3.0

筋肉と笑いの、意外に優しい兄弟愛


 シュワちゃんがコメディをやるという一点だけでも発明的な作品ですが、それを単なる色物に終わらせない温度がある本作。

 遺伝子操作によって生まれた双子の兄弟。完璧
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.1

息継ぎのない破滅劇


 「成功したい」という欲望がいかに人を加速させ、同時に破滅へと追い込むのかを、ほとんど呼吸の余地も与えずに描き切った異様な体験型映画。アダム・サンドラーの圧倒的な演技力が全てを
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ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン(2025年製作の映画)

3.8

死人に口なし


 豪邸、島と来て今回は「田舎町」が舞台となるシリーズ3作目。前2作に引けを取らないレベルの豪華キャストに加え、ダニエル・クレイグの新しいヘアスタイルにも惹かれる本作。今回もノスタルジ
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ズートピア2(2025年製作の映画)

4.0

相性なんて気にするな


 前作から9年も経ってしまったものの、あの世界に変わりはない!今回もただただ"楽しい"シリーズ2作目。ディズニー映画でここまでの勇気と元気を貰える作品は非常に久しぶり。最高の
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ジェイ・ケリー(2025年製作の映画)

4.0

人生にもワンカットを


 ノア・バームバック監督による、華やかな表舞台で長く成功を収めてきた映画スター、ジェイ・ケリーの“静かな崩壊”と“遅すぎる自分探し”を描いた大人向けのヒューマンドラマ。

 
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