盆栽さんの映画レビュー・感想・評価

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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.7

スタイリッシュなアンチヒーロー


夜のロスを俊敏かつお洒落に駆け抜ける名もなきドライバー。この異常なまでにクールなアウトローを演じたライアン・ゴズリングに心を奪われるのは必然。
オープニングから全く
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ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

2.5

ロメロ先生による映画講座 生物学編


相変わらず事の発端を描かず、急展開から始まるロメロ作品。本作で狂うのはゾンビではなく人間。はい、今回も人間です。人間のエゴを憂鬱なほど魅せられる104分。鑑賞
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.4

雨降るニューヨークに響き渡るジャズ
甘酸っぱい恋と哀愁
雨が印象的な『ブレードランナー』『セブン』に続く「雨三部作」の一作です(個人の意見)


評価するのが東大入試レベルのウディ・アレン最新作。今回
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CUBE(1997年製作の映画)

3.0

ツッコミどころ満載だけど、発想が神がかってるから気にしない!映画


正真正銘『CUBE』の原点。ソリッド・シチュエーション・スリラーの始まりといっても過言ではない本作。そのもはや美徳ともいえる発想力
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.6

時代がDUNEに追い付いた


 映像化すれば失敗する!で有名なフランク・ハーバートの伝説的SF小説『DUNE』を遂にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。
 『メッセージ』『ブレードランナー 2049』
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.5

この世界には2つの『DUNE』がある。
フランク・ハーバートが創造した『DUNE』と、アレハンドロ・ホドロフスキーが創造した『DUNE』だ。


鬼才にして変人、アレハンドロ・ホドロフスキーが壮大な着
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砂の惑星(1984年製作の映画)

2.0

デヴィッド・リンチは悪くない。
制作会社も悪くない。
映画化するには時代が早すぎたのだ。


もはやSFの聖書ともいえるフランク・ハーバートの『デューン 砂の惑星』を初映像化した本作。原作を読んだこと
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.6

炎よ、我とともに歩め


まず始めに。本作を鑑賞する上で、オリジナル・ドラマ版『ツイン・ピークス』を最終話まで観てない方は、観るのをお勧めしません。時間軸としてはドラマ版の前日譚になりますが、シーズン
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

この怒り、誰にも止められない


ガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムのタッグが遂に復活。本作は共に映画界に現れた彼らが、共に成長した姿をスクリーンで魅せる、ビターなスタイリッシュ映画でした。こ
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.5

もうボーイズではない


 17年振りの続編である本作は、主演のウィル・スミスとマーティン・ローレンスの2人ともだいぶ年をとっているのにも関わらず、安定のスタイリッシュさとカリスマ性を堪能できる作品で
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.3

プルルルルルル
プルルルルルル


 2018年公開のデンマーク映画『ギルティ』をハリウッドリメイクした本作。主演にジェイク・ギレンホールを起用したことにより、90分間のギレンホール劇場が誕生しました
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.2

ボンド、ありがとう


 お待たせいたしました、お待たせし過ぎたかもしれません、な『007』シリーズ25作目。不運にも何度も何度も公開延期となり、ようやく公開。『カジノ・ロワイヤル』から始まったダニエ
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

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ボンド役が決まったと同時にメディアから酷いバッシングを受けながらも『カジノ・ロワイヤル』で世界中から愛されたダニエル・クレイグ。その後も『慰めの報酬』『スカイフォール』『スペクター』での数々の困難をも>>続きを読む

おしゃれキャット(1970年製作の映画)

3.5

1955年『わんわん物語』
1961年『101匹わんちゃん』
そして1970年、ペットは犬だけじゃない!と風のように舞い降りた猫ちゃん達。

 お洒落な街パリで、お洒落な猫達が、お洒落な音楽と共に物語
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007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

3.0

ボンド、3つの乳首を持つ男と戦う


 黄金銃に黄金の銃弾、ゴールドフィンガーも顔負けの『007』シリーズ9作目。今回もコメディ色強めの娯楽作品です。

 初代ボンドのシュールさがカムバックした作風で
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.2

日本人だからこそ、胸に響くパワー、影響力、日本(政府)に対する不信感は凄まじいものです。

 写真家ユージン・スミスを中心に、熊本県水俣市で発生した水銀中毒(水俣病)が市民にどれほどの影響を及ぼしたの
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.9

スタイリッシュな群像劇、再び


 ガイ・リッチー監督2作目にして、前作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と同様のスタイリッシュな作風。音楽、カメラワーク、脚本の全てが洒落てます。リ
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007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

3.2

ボンド、ジョークを武器とす


 3代目ボンド、ロジャー・ムーアが初登場する『007』シリーズ8作目。初代ボンドのシュールさは欠けたものの、誰にでも触れやすいお手頃価格のスパイ映画です。

 ボンドの
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.3

"血"に染まった怒り


 PTA作品は本作が初鑑賞でこんなにも感情的になる映画は『ジョーカー』以来といってもいいでしょう。題名に「血(blood)」がある通り、まさに血と金に飢えた男の狂った意味での
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ロープ(1948年製作の映画)

3.8

善人と悪人の概念の崩壊


 アルフレッド・ヒッチコック監督作品『ロープ』はタイトル通り長いロープ1本のように、全編ワンカット風撮影で製作された犯罪スリラー。作品全体に漂うダークな雰囲気は絶品。

 
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.5

青春☓暴力


"BR法"が施行されたことにより無作為に選ばれた若者達が殺し合う。

青春の全てを「暴力」に捧げた若者達は、大人達に振り回される。
これは同じ深作欣二監督作品の『仁義なき戦い』ともマッ
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007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

2.4

ボンド、月面着陸す(???)


前作『女王陛下の007』とは打って変わり、全編完全コメディと化した『007』シリーズ7作目。これがショーン・コネリーの引退作でいいのでしょうか(正確には『ネバーセイ・
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.6

ボンド、愛を手に入れる


ジョージ・レーゼンビー演じる、最初で最後の2代目ボンドが登場する『007』シリーズ6作目。あのボンドに真の恋人が!?

いつも通りのスパイ映画であり、恋愛映画。そして待ち構
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

2.8

ボンド、日本上陸す


No.1「ドクター・ノオが、No.3が、No.2がやられた。仕方ない、私の出番か」

スペクターの首領・ブロフェルドが遂に姿を現す『007』シリーズ5作目。舞台は日本ではあるも
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ホステル(2005年製作の映画)

3.7

有害な男と娼婦共め


バスターズの一員としてもナチス兵をフルボッコにしたイーライ・ロス監督作品。エロとグロのエレクトリカルパレードの開幕。

アメリカからやって来た大学生2人がヨーロッパ旅行中、
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.2

ボンド、水中戦デビュー


『007』シリーズ4作目は映像から「金かかってんなー」と伝わってきます。全体的には『ドクター・ノオ』『ロシアより愛をこめて』のようなシリアス路線ではありますが、冒頭は正直
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.2

ボンド、コメディと化す


今回のボンドさんは世界各地を飛び回りながら頑張ります。変態おじさん臭が強くなりましたが…

ストーリーは何の深みもないシンプルなもの。敵もただの金の亡者であるおじさんな
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.0

正義に情けは無用


 ウサーマ・ビン・ラーディン殺害までを描いた、実話を元に製作されたフィクション作品。ノンフィクションではないので、あくまで映画(虚構)として観る『9.11』後の世界。ですが実際の
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.4

ボンド、スパイ映画の歴史に名を刻む


列車、ヘリコプター、船での戦いなど次から次へと見せ場がやってくるシリーズ2作目。ボンド映画のお決まりの流れが確立された作品。ショーン・コネリーの渋さには今回も
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.5

ボンド、ここに誕生


 スパイ映画の金字塔『007』のシリーズ1作目。初代ジェームズ・ボンドこと、ショーン・コネリーの男臭さに終始魅了される105分間。

 ストーリーは一貫して簡潔なものであるもの
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.0

こんなにも遺憾であり、残酷なものなのか


モントリオール理工科大学虐殺事件を題材とし、白黒なのにも関わらず綺麗な映像、静かなる演技、静かなる音楽。極限にリアリティを求めた作品でもあるほどの緊張感。
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.5

21世紀になり20年。今の時代だからこそ輝く20世紀の姿。


 映画『クレヨンしんちゃん』で不動の人気を放つ本作。ラストのしんちゃんが階段を全力疾走するシーンが有名です。「泣ける映画」の1本としても
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(1963年製作の映画)

4.1

地球は人間だけのものじゃない


ヒッチコック監督による傑作動物パニック映画。いや、もはやモンスター・パニック!
誰しもがふと思ったことがあるであろう「もしも、ある日突然○○が人を襲ったら?」を映像
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.0

闇を味方に


『見えない恐怖』とはまた違うスリルを味わえる密室劇である本作。盲目であるスージーに襲いかかる脅威とは。
頑張れ、スージー!

全体的に構図、演技、脚本など様々な面で面白みのある作品
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.7

感覚を研ぎ澄ませ
リンチからの我々に対する挑戦状


 『イレイザーヘッド』から『ジャックは一体何をした?』まで、難解作品を数多く生み出し、とことん観る者を中毒させるデヴィッド・リンチ作品。今回は「夢
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.8

「世紀のショー」


 グランド・ホテルを舞台とし、主に6人の人物達が物語を展開。「グランドホテル形式(群像劇)」が後の映画界で扱われるようになったきっかけの作品。

 ホテルの電話交代手が電話を取り
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