盆栽さんの映画レビュー・感想・評価

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トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.5

冒険心はいつまでも


伝説の童話『宝島』を原作とし、SF近未来風にアレンジ。もはや海ではなく、宇宙を舞台としている点が新鮮。子供心が擽られるアドベンチャー作品でした。

シンプルなストーリー、好きに
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リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

3.7

オハナオハナ


ディズニーを代表するキャラクターである「スティッチ」の初登場作。子供の時、よくスティッチのPCゲームをして遊んでいたので、どんなキャラクターが登場するのかは知っていましたが彼らの関係
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.6

基本的には前作と同じ流れ。
ですが緊迫感があるのは本作。映画としての面白さがあるのは前作。どっちも良いし、どっちも嫌いじゃない。

アトランティス/失われた帝国(2001年製作の映画)

3.2

ザ・アドベンチャー!!!


日本のアニメに影響を受けたかのようなシークエンスで幕を開ける本作。ディズニー感がほぼない展開が続き、脳裏に焼き付くのは「今観ているのは子供が楽しめるアドベンチャー映画なん
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ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.6

ディズニーには"かけがえのない友情"もお任せあれ


今回のディズニーは久しくロマンスではなくゴリゴリの友情映画。胸が熱くなるシーンも多々あり、最初から最後までポップで切ない、そしてコミカルな作風を楽
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キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

3.9

善も悪も"そこ"にはあった


ラース・フォン・トリアー監督による『キングダム』遂に完結。謎が謎を呼ぶ展開に魅了された『Ⅰ』『Ⅱ』の完全な続編であり、残された謎がようやく明かされる(?)内容には感激。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.2

スクリーンに蘇りし「英雄(?)」の姿


『グラディエーター』以来となるリドリー・スコット監督とホアキン・フェニックスのタッグ作。今回も歴史映画ということで期待できるものの、当たり外れの差が激しいスコ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

美しき雪のような"白"の裏には闇のような"黒"がある


実際にアメリカで起きた事件を基に映画化した本作。白い世界にただ目立つ赤い"血"が印象的なシーンから物語の幕が開き、夜のシーンはあまりないのに常
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ダイナソー(2000年製作の映画)

3.3

恐竜物語


ピクサーではなく、ディズニーのフルCG作品。狂った映像という観点では従来のディズニー作品と変わりありませんが、それでも異様すぎる。

隕石シーンの迫力は素晴らしい。

ファンタジア2000(1999年製作の映画)

3.6

音楽の魔法、再び


今やディズニー作品の中でも伝説の一本と呼ばれている『ファンタジア』のまさかの続編。2000年という記念すべき年に公開された本作は前作のファンなら楽しめるものであり、再びディズニー
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キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

3.7

終わりの始まり


『キングダム』第3章&第4章に挑戦。ネタバレ厳禁なのでストーリーには触れませんが、観終わったあとのこの感覚… 間違いなく"アレ"に近いものを感じました。「終わりの始まり」もまさに"
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キングダム(1994年製作の映画)

3.5

まだ序章に過ぎない


1990年代、デンマークで一世を風靡したTVシリーズ『キングダム』を劇場版として編集した本作。巨大病院・キングダムを舞台に、様々な怪事件が主人公達に襲いかかる。

本作『Ⅰ』は
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ムーラン(1998年製作の映画)

3.9

己を解き放て


古代中国を舞台としたディズニー作品で、『花木蘭』をモデルとして製作。ディズニー・ルネサンスと呼ばれるだけあり、その圧倒的なビジュアル、ミュージカル場面の爽快さは択一。雪山のワンシーン
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(2023年製作の映画)

4.0

"首"を求めて三千里


6年振りの北野武監督最新作。監督作としては『座頭市』以来の時代劇であり、物語の基盤としてあるのが歴史上で最も知名度が高い出来事であろう「本能寺の変」。全ては織田信長の"首"を
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ヘラクレス(1997年製作の映画)

3.7

ゴスペル調で描く英雄譚


ディズニーによって生まれ変わったヘラクレスの物語。冒頭から、今までの昔話スタイル(ナレーション)をぶっ壊していく様は爽快。観る者は現代的なビートに乗るしかありません。

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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

4.2

ディズニー"らしさ"と"らしくなさ"が詰まった作品


間違いなく、個人的お気に入りディズニー作品の一本になった本作。今までのディズニー作品では考えられないストーリー展開や現実味のあるヴィラン、そして
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ポカホンタス(1995年製作の映画)

3.5

ディズニー・ミュージカルとしての楽しみ方


ディズニー初の先住民を主人公とした作品。インディアンとしての生き方と英国人としての生き方を代表的に描写。ディズニー補正があるものの、妙にリアルな箇所がある
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.6

この悲痛は言語化できない


ラース・フォン・トリアー監督による究極の鬱映画。救いのない本作は「2度と観たくない傑作」というレッテルを貼るしかありません。

本作を観たのは1週間ほど前のことで、どのよ
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ライオン・キング(1994年製作の映画)

4.1

サークル・オブ・ライフ


父と子、王としての血、定められた運命を極上のミュージカルと映像で見事に表現したディズニー代表作の一本。改めて集中して鑑賞すると、こんなにも感動するハートの強い作品であるとい
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

Keep Calm


久しぶりに感銘を受けたデヴィッド・フィンチャー監督監督作。1人の殺し屋視点で、幾多の任務という名目の復讐を遂行する物語。冷静かつ正確に人を殺すザ・キラーを演じるマイケル・ファ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

日本の破壊神、復活!


『シン・ゴジラ』から7年。ようやく国産ゴジラが劇場に戻ってきました。過去最高級の迫力と最恐の絶望と共に。

物語の舞台は戦後間もない日本。一度は絶望の日々暮れても、復興で希望
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美女と野獣(1991年製作の映画)

4.0

王道ディズニーは流石に面白すぎる


遂に不朽の名作『美女と野獣』を鑑賞。最初から最後までディズニー・アニメーションの素晴らしさを保ちつつ、『美女と野獣』という一つのブランドを確立させた本作。ミュージ
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ビアンカの大冒険/ゴールデン・イーグルを救え!(1990年製作の映画)

3.4

続編だろうと安定の可愛さ


『ビアンカの大冒険』まさかの続編。テイストは前作と大きく変わり、かなりシンプルなもの。それでもディズニー特有の個性豊かなキャラクター達が今回も多数登場するので最後まで飽き
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.8

アメリカの闇を暴け


遂に公開されたマーティン・スコセッシ監督最新作。2023年になっても映画館でスコセッシ作品が観れるだけで幸せなのですが、今回はレオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロがス
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ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

3.6

子供にとって適切な教育とは


レオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロの初共演作。頑固で厳しい継父をデ・ニーロが熱演し、思春期である少年をディカプリオが見事表現。この2人の才能が綺麗なまでにマ
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アビエイター(2004年製作の映画)

3.8

思うがままに飛べ!いずれ墜ちる


『ギャング・オブ・ニューヨーク』に次ぐマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのタッグ作品。実在の実業家ハワード・ヒューズの半生を描いた本作は山あり谷あ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.8

この化学反応は世界一美しい


ディズニー/ピクサー最新作。ピクサー作品を映画館で観るのは『トイ・ストーリー4』であり、久しぶりにピクサーが放つ幻想的で想像力豊かな世界観に触れることができました。そし
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

この世界に善と悪は存在するのか


デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作。今回も不条理でぶっ飛んだ作品。脳をいじられたような感覚に陥りました。やはりクローネンバーグ作品は考えるのではなく、感じる映画
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