近未来を舞台に圧倒的な戦闘能力を持つサイボーグ少女が失われた記憶を探る姿を描くSFアクション。
さすがジェームズ・キャメロンが製作に加わるだけあって映像技術が素晴らしく、CGと実写がシームレスに繋がる映像は目を見張るものがあった。特にアリータの心の機微や何気ない仕草が繊細に描かれグッと惹き込まれる。大きな瞳もアニメのキャラそのものでとても魅力的。
記憶力がない中でも備わっていた戦士の血と機甲術という戦闘スキル、そして女の子としての心情を織り交ぜながら成長し戦う姿が切なくも温かい。続編が気になる終わり方ではあったが一つの作品としても完成度は極めて高く、日本の漫画がハリウッドで映画化されることに誇らしささえ感じる。
