ジャッキーケン

アリータ:バトル・エンジェルのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

4.0
鉄くず山で拾ったサイボーグが実は300年前の最強サイボーグ兵士でした系ナーメテーター映画!

原作未見

「フロムダスクティルドーン」「デスペラード」のようなウエスタン要素のあるサイボーグ作品で酒場で大乱闘、一癖二癖もあるサイバー戦士たちが印象深いところがロドリゲスらしい
犬好きのハンター戦士が一番好き

古き良き名作sf「ローラーボール」を踏襲したモーターボールはマイケルベイの「トランスフォーマー」をもっと見やすくしたサイボーグバトル!ゴツゴツにカスタムしたサイボーグvs心も体もヒューマ二スティック化されたアリータのバトルはスピード感やロボフェチ心を擽る良シーン

前半と後半でアリータの戦闘スタイルが大幅に変わっていて前半は人間的な戦闘、詠春拳を使って武器を持ったサイボーグを無双する前半部分の格闘が好き
後半はマイケルベイです。
陥落戦争で月面で無双するアリータはもっと見ていたかった

機械化されていくハンター達とは対照的にどんどん機械から人間的になってくるアリータの無邪気さ、そこから思春期、独立を迎える成長スピードは機械的でそのおかげかアリータの成長が愛おしい
ヒューゴとのラブロマンスは物議を醸した「チャッピー」のラストと重なるがこの映画はそこまでドン引きするほどでもないむしろラストに向けての布石でもあるから切なくも空中都市ザレムを目指すアリータの後押しとして効いていてとにかく次が見たくなるクリフハンガーでしたね。

日本原作SFの括りとして「オールユーニードイズキル」とまではいかないけど「ゴーストインザシェル」よりは全然面白かったです。