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アリータ:バトル・エンジェルのonotoramanのレビュー・感想・評価

4.5
・映画館で楽しみたいもの全部が詰まってる。ジェームズキャメロン的な壮大さとロバートロドリゲスのいい意味での俗っぽさ。うまく融合されて昇華されていた映画だった。
・やっぱり主人公がいい。どれだけ映像がすごくても主人公に感情移入できないとうーん…ってなるもの。ヒーローになる過程ってすごく大事だし、そここそが映画だと思う。そこが大半のマーヴェルとの違いだった。
・アリータの大きな目も個人的には好きだった。映画として挑戦を感じるし、あの目が空間に馴染んでるのを見るだけでも価値あるんじゃないかって思う。それからファッションのダサさもキャラクターが現れてて良かった。
・背景がすごい。背景を楽しませようっていう製作陣の意志が伝わってくる。小物の作り込みも。
・ちょっと微妙なとことして、物語の山場らしい山場がないこと、展開に意外性がないこと、今この題材をやる意味が見えなかったこと、とかはある。自分は超満足だけど、世間的に大ヒットにはならない作品かも。
・それと大きな目について、アリータの中に人間と機械の葛藤のドラマとかあっても良かったかも。映画として象徴的だったし、周りが普通に接するのも違和感がなくはなかった。

ひさしぶりに最高の映画だった!またアリータとこの世界に会いに来よう。
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