おふとん

アリータ:バトル・エンジェルのおふとんのレビュー・感想・評価

4.0
SF漫画の金字塔「銃夢」をハリウッド映画化。
キャメロンの存在感が強くて監督がロバート・ロドリゲスということを忘れがちなのが悲しい。
見る前まではどうせマンガのキャラクターのガワだけかぶった別物なんだろうとタカをくくっていましたが、これがなかなか再現度が高くて素晴らしい出来。
あの独特の世界観を映像化できるというだけでもすごい。
アクションに関しても文句なし。

アリータの目は最初は違和感あるものの段々慣れて気にならなくなります。
ストーリーに関しては思ったほど悪くはなかったですが大味感は否めない。
原作も最初の方はバトルもの的側面が強かったので仕方ないかなと思えるのですが、SFの醍醐味とも言える哲学的要素がとても薄いのは残念。
ラストに関しても、ちゃんと完結させろとは言わないがもうちょっとやりようがあったのでは。
もしくは映像化するなら最初から3部作構成にするなりした方が良かったのではというのが正直なところ。

あれで終わりでは投げっぱなしと言われても仕方ないので、是非とも続編を作っていただきたいところです。
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